Sovereign(ソヴリン)は「国王」や「最高の~」という意味の新しい英国菓子ブランドです。

 上質な材料にこだわった「ティービスケット」や本場の英国菓子をお届けします。

 

ソヴリンの英国菓子は英国DOVES FARM社製小麦粉などこだわりの材料を使用しています。

イギリスの伝統的なレシピをベースにモダン・ブリティッシュ・カルチャーのエッセンスも取り入れたり、

時にはイギリスの古いレシピをひもときながら時間を掛けて何度も試作を繰り返し、 

老舗洋菓子店のパティシエがひとつひとつ丁寧に作っています。

焼き上げたお菓子は密封して丁寧に梱包し、冷凍することなく、販売するお店へ直送しています。

 

 Sovereignは高級食料品輸入会社ルウラルのオリジナル・ブランドとして実店舗を持たず、

催事限定での販売展開をしています。

 

 催事ごとにビスケットのラインナップは変わりますのでお楽しみに!

  


 

素材1: 小麦粉ついて

 

イギリスのDOVES FARM小麦粉を使用しています。

日本の小麦粉と比べて挽きが荒めで、ミネラル、繊維質、タンパク質が豊富な「灰分」を多く含んでいます。 そのため、イギリスの小麦粉で作るスコーンやケーキ、焼き菓子は、小麦の風味・香り・甘みを強く感じる滋味深い味わいになります。日本国産ではなかなか出せない、英国菓子ならではの「サックリ&ホロッ」とした食感を生み出し、まさしく紅茶にぴったりな焼き菓子が出来上がります。

 

素材2: バターついて

 

イギリス海峡に浮かぶ英国王室属領ジャージー島より直送された本場のジャージー・バターを使用しています。

JERSEY DAIRY社のジャージー牛はβカロテンを豊富に含んだ牧草や生野菜などを食べて飼育されています。ジャージー種は「乳脂肪分」「乳たんぱく」「無脂乳固形分」の全てでホルスタイン種を上回るため、濃厚でコクのあるジャージーバターは焼き菓子やケーキの材料に最適と評されています

 

作り手: 「パティスリー・シェ・コーベ」ついて

 

「ソヴリン」のお菓子は名古屋有数の邸宅街に佇む老舗洋菓子店

「パティスリー・シェ・コーベ」のパティシエによって作られています。

熟練の技術と繊細な感性で仕上げられた当店の洋菓子は、地元の名だたる実業家や

セレブリティより永きに渡り愛され続けて来ました。

また、母体である老舗フランス料理店「シェ・コーベ」はミシュラン2019年で

1つ星を獲得した名店として知られています。

シェ・コーベではソヴリン担当パティシエの指揮により英国菓子チームを編成。

時にはイギリスの古いレシピをひもときながら時間を掛けて試作を繰り返し、

本物の美味しい英国菓子の創造に取り組んでいます。

 


 

【 ティービスケットとは 】

 

イギリスといえば美味しい紅茶とお菓子。

優雅なアフタヌーンティーや、スコーンは夙に有名ですが、ビスケットは「イギリスの国民食」といわれるほど日常に欠かせません。

温め直す必要がなく、クリームもカトラリーや食器さえ無くてもそのまま食べられるため

イギリスではどの家庭やオフィスでもビスケットは常備され、紅茶を出す時に当然のように添えられます。

ビスケットは紅茶をより美味しく楽しめるだけでなく、間食として人々の体も心もほっこりと満たしてきました。

一方で、ビスケットは格式の高い「王室のお茶会」などで中核を担うこともあります。

 

様々な紅茶と合わせることで楽しみ方は無限に広がるため、

ソヴリンでは親しみを込めて「ティー・ビスケット」という名前でご紹介しています。

 

様々な種類のティー・ビスケットひとつひとつには特別なストーリーが詰まっています。

 


 【 ソヴリン・ティービスケット各種のご紹介 】

催事ごとにビスケットのラインナップは変わりますのでお楽しみに!


 

 

" Easter Tea Biscuit BOX ”

イースター・ティービスケット・ボックス

 

ソヴリンの代表作 "ティービスケット” と 、春の風物詩 ”イースター・ビスケット”を

ゴールドの化粧箱に詰め合わせました。

イギリスの家庭菓子ならではの大ぶりなビスケットをモグモグしながら紅茶をお楽しみ下さい。

プレゼントにもおすすめです。


” Tea Biscuit ”

” ティービスケット ”

 

ソヴリン・ティービスケットの代表作、シンプルな "ティービスケット”。

ふんわりと広がる豊かなバターの香りと程良い甘さ、サクッと軽くシンプルで美味しいビスケットです。

まさしく紅茶にぴったり!

エレガントで洗練された午後のティータイムはもちろん、お子さまのおやつにも喜ばれることでしょう。

このようにシンプルなバタービスケットは、いにしえよりヨーロッパ各地に見られます。

イギリスではビスケットが広く作られるようになったヴィクトリア時代から

現在のイギリスの家庭に至るまでそのレシピはほとんど変わっていないほど、

小麦粉、バター、お砂糖、卵の黄金律は、飽きの来ないシンプルな美味しさです。


Easter Biscuit

イースタービスケット

 

春の訪れを告げるイースター。

この時期のイギリスの家庭で手作りしたり、街でよく販売されているビスケットです。

さわやかなレモン果皮と果汁、刻んだレーズン、そして英国の祝祭菓子には欠かせないスパイス。

ミックス・スパイスはバッキンガム宮殿より発信のレシピを基にオリジナルで調合しました。


 

Lemon Zest Biscuit 

レモン・ゼスト・ビスケット

 

すりおろしたレモンの皮(zest)とレモン果汁がたっぷり生地に練り込まれています。

一口ほおばると爽やかなレモンの香りがふんわり広がります。

ついついもう一枚食べたくなるシンプルな美味しさ。

その昔、イギリスでは栽培できないレモンやオレンジなどの柑橘類は

ヨーロッパ大陸から取り寄せられる贅沢品でした。

レモンを使ったお菓子がイギリスに多いのは、特別感を演出する香りだからなのかもしれませんね。 

 

 

 


 

Ginger Bread 

ジンジャーブレッド

 

イギリスの多種多様なジンジャー・ビスケットのひとつサクサク系の「ジンジャー・ブレッド」。

それは季節・行事毎に形を変えて主にケーキ屋さんの店頭に登場します。

春のイースターには蝶やウサギ型、ハロウィンなどはジンジャー・ブレッドマン(人型)、

クリスマスにはベルや星、ツリー型になりますが、中身が同じであることは

イギリス人なら誰でも知っています。

クリスマスなどの贈り物にしたり、お祭りでは縁日のように売られることも多かった

ジンジャー・ブレッドは楽しい思い出の象徴のようです。

 

 

 

 


 

Earl Grey Biscuits 

アールグレイ・ビスケット

 

シンプルなティービスケット生地に<ダーヴィルス・オブ・ウィンザー>の

「アールグレイ」茶葉が入った香り高いビスケットです。

ベルガモットの爽やかな香りを楽しみながら、ぜひ紅茶を片手にティータイムをお楽しみ下さい。

 

 

 

 

 


 

Thumbprint Biscuit 

サムプリント・ビスケット (ラズベリー)

 

ビスケット生地を親指(Thumb)で凹ませた所にジャムを載せて焼いたのが名前の由来。

 

ソヴリンではパティシエが丁寧に作った凹みにパティスリー自家製の

ラズベリージャムを載せています。

甘酸っぱいベリーの香りと赤いジャムの美しさに心惹かれてしまいます。 

 

 

 

 


Ginger Snap

ダンクの王様 「ジンジャー・スナップ」

 

イギリスには多種多様な「ジンジャー・ビスケット」がありますが、中でも

「ジンジャー・スナップ(ジンジャー・ナッツ)」はピリリとしたショウガの風味に加え、

バリバリの歯ごたえがクセになる人気のビスケットです。

ジンジャー・スナップの生地はオーブンで焼くと

①熱で溶けて飴のように平たくなり、②その後内側から膨らむ際に気泡で空洞がいくつもでき、

③最後に表面の砂糖が焦げてキャラメリゼされます。

そのため、薄くて中がサクサクで表面にひびが入ったカリカリのビスケットが出来上がります。

 「スナップ」も「ナッツ」も硬いという意味。

その硬さゆえ、紅茶にビスケットを浸す「ダンク向けビスケット」の人気ランキングで

毎回上位を争う強者です。


 

Digestive Biscuits 

スペルト小麦のダイジェスティブ・ビスケット

 

ローマ時代から栽培されている普通小麦の原種にあたるスペルト小麦の全粒粉を使用。

日本では珍しい品種ですが、イギリスをはじめヨーロッパでは一般的で、

滋味豊かな味わいがあります。しっかりと主張する麦の風味と甘み、ザクザク食感と

つぶつぶの舌触りが家庭菓子の素朴な美味しさを醸し出します。 

こちらも英国DOVES社のプレーン小麦粉とスペルト全粒粉を混ぜて使っています。

 

 

 

 

 

 


 

Shortbread 

ショートブレッド

 

イギリス土産の定番・ショートブレッドはスコットランドの伝統菓子です。

卵を使わないため、「ショート」が意味するサクサク・ホロホロの食感が特徴です。

「紅茶に一番合うお菓子はショートブレッド」というイギリス人が多いのも頷けます。

スコットランドでは沢山のショートブレッド会社がありますし、イギリス中いつでもどこでも

日常ごく気軽に食べられていますが、昔は高価だった真っ白な小麦粉・砂糖・バターを使う

ショートブレッドはお祭りや結婚式など特別な日以外はめったに食べられない贅沢なお菓子でした。

 

 


 

Oatie 

オーティー (オーツ麦のビスケット)

 

オーツ麦を生産するイギリスでは「オーティー」と呼ばれ、昔から愛されてきた素朴なビスケット

オートミールは栄養価が高くカロリーが低いため、特に健康志向の高い方に人気があります。

「ソヴリン」のオーティーは紅茶と合わせてより一層美味しくなるように、オートミールのザクザクとした歯ごたえと、ビスケットらしいサクッとした食感両方が楽しめる生地に仕上げました。

朝食やおやつにもおすすめです。

 

 


*** ビスケットの歴史 ***

  

日本やアメリカにおける「クッキー」をイギリスでは全て「ビスケット」と呼び、

ショートブレットやジンジャー・ブレッドもビスケットの仲間に入ります。

 

ビスケットの起源は古く、紀元前の古代ヨーロッパで作られ始め、

旅や航海の時も空腹をしのぐ保存食として長く役割を果たしてきました。

 

1617世紀になると当時は高価なバターや砂糖、白い小麦粉を使う

お菓子に発展し、それゆえ富裕層の贅沢品として広がります。

イギリスの王侯貴族の軽い食事として紅茶と一緒に食べていたものは

「ティー・ビスケット」と呼ばれました。

 

その後、砂糖をはじめとする材料の価格が手ごろになると一般家庭でも

ビスケットは手作りされるようになりました。

甘いものに目がないヴィクトリア女王も大のビスケット好きとして知られています。

 

19世紀の産業革命において工業化が進み、工場で生産された既製品のビスケットは急速にイギリス全土に普及しました。

現代ではスーパーでお手頃なビスケットが棚一面に並ぶほど、あらゆる英国民の生活に浸透しています。

 イギリスには日本と同様に四季があり、農業や交易も盛んなため、

イギリス全土に特産品を使った地方色豊かな郷土菓子があります。

又、宗教的・文化的な要素、王族・貴族社会の様式もお菓子に影響が見られます。

中でも手作りしやすいビスケットは各家庭や地域において独自のアレンジが加えられ、

シンプルながらもバリエーション豊かな世界が広がっています。

 

ビスケットは生活に寄り添う日常菓子であり、今でも祝祭や年中行事を彩る楽しみでもあります。