Sovereign(ソヴリン)は「国王」や「最高の~」という意味の新しい英国菓子ブランドです。
2020年の誕生とともに、「ティービスケット」シリーズをお届けします。
ソヴリンのティービスケットはジャージー島から直輸入されたJERSEY DAIRY社製ジャージーバターと、
イングランドのDOVES FARM社製小麦粉を使っています。
イギリスの伝統的なレシピをベースにモダン・ブリティッシュ・カルチャーのエッセンスも取り入れたり、
時にはイギリスの古いレシピをひもときながら時間を掛けて何度も試作を繰り返し、
一流の洋菓子職人がひとつひとつ丁寧に手作りしています。
Sovereignは高級食料品輸入会社ルウラルのオリジナル・ブランドとして実店舗を持たず、催事限定でスタートいたします。
< 出店情報 >
2020年10月 「新宿伊勢丹英国展2020」
2020年 9月 「日本橋三越英国展2020」
【 ティービスケットの材料について 】
素材1: バターについて
イギリス海峡に浮かぶ英国王室属領ジャージー島より直送された本場のジャージー・バターを使用しています。
JERSEY DAIRY社のジャージー牛はβカロテンを豊富に含んだ牧草や生野菜などを食べて飼育されています。ジャージー種は「乳脂肪分」「乳たんぱく」「無脂乳固形分」の全てでホルスタイン種を上回るため、濃厚でコクのあるジャージーバターは焼き菓子やケーキの材料に最適と評されています。
素材2: 小麦粉について
イギリスのDOVES FARM社製小麦粉を使用しています。
日本の小麦粉と比べて挽きが荒めで、ミネラル、繊維質、タンパク質が豊富な「灰分」を多く含んでいます。 そのため、イギリスの小麦粉で作るスコーンやケーキ、焼き菓子は、小麦の風味・香り・甘みを強く感じる滋味深い味わいになります。日本国産ではなかなか出せない、英国菓子ならではの「サックリ&ホロッ」とした食感を生み出し、まさしく紅茶にぴったりな焼き菓子が出来上がります。
【 ティービスケットとは 】
イギリスといえば美味しい紅茶とお菓子。
優雅なアフタヌーンティーや、スコーンは夙に有名ですが、ビスケットは「イギリスの国民食」といわれるほど日常に欠かせません。
温め直す必要がなく、クリームもカトラリーや食器さえ無くてもそのまま食べられるため
イギリスではどの家庭やオフィスでもビスケットは常備され、紅茶を出す時に当然のように添えられます。
ビスケットは紅茶をより美味しく楽しめるだけでなく、間食として人々の体も心もほっこりと満たしてきました。
一方で、ビスケットは格式の高い「王室のお茶会」などで中核を担うこともあります。
様々な紅茶と合わせることで楽しみ方は無限に広がるため、
ソヴリンでは親しみを込めて「ティー・ビスケット」という名前でご紹介しています。
様々な種類のティー・ビスケットひとつひとつには特別なストーリーが詰まっています。
*** ビスケットの歴史 ***
日本やアメリカにおける「クッキー」をイギリスでは全て「ビスケット」と呼び、
ショートブレットやジンジャー・ブレッドもビスケットの仲間に入ります。
ビスケットの起源は古く、紀元前の古代ヨーロッパで作られ始め、
旅や航海の時も空腹をしのぐ保存食として長く役割を果たしてきました。
16~17世紀になると当時は高価なバターや砂糖、白い小麦粉を使う
お菓子に発展し、それゆえ富裕層の贅沢品として広がります。
イギリスの王侯貴族の軽い食事として紅茶と一緒に食べていたものは
「ティー・ビスケット」と呼ばれました。
その後、砂糖をはじめとする材料の価格が手ごろになると一般家庭でも
ビスケットは手作りされるようになりました。
甘いものに目がないヴィクトリア女王も大のビスケット好きとして知られています。
19世紀の産業革命において工業化が進み、工場で生産された既製品のビスケットは急速にイギリス全土に普及しました。
現代ではスーパーでお手頃なビスケットが棚一面に並ぶほど、あらゆる英国民の生活に浸透しています。
イギリスには日本と同様に四季があり、農業や交易も盛んなため、
イギリス全土に特産品を使った地方色豊かな郷土菓子があります。
又、宗教的・文化的な要素、王族・貴族社会の様式もお菓子に影響が見られます。
中でも手作りしやすいビスケットは各家庭や地域において独自のアレンジが加えられ、
シンプルながらもバリエーション豊かな世界が広がっています。
ビスケットは生活に寄り添う日常菓子であり、今でも祝祭や年中行事を彩る楽しみでもあります。
*** ビスケットと紅茶の特別なストーリー ***
女王の一日は紅茶とビスケットから始まる
The Queen starts her day with tea and biscuits.
現英国君主・エリザベス女王がお目覚めになると、
銀製のポットからボーンチャイナのティーカップへ
淹れたてのアールグレイ・ティーが注がれ、
数枚のビスケットと共に女王の輝かしい一日が始まります。
(メイドと共に身支度を整えられた後、)
美しい宮殿の庭園を見下ろすプライベート・ダイニングルームで
フィリップ殿下と一緒に燕尾服の使用人が提供する朝食をとります。
【イギリス大手通信会社/ BT社より配信ニュース 2018.04.30.】
The Queen starts her day with tea and biscuits.
Rise and shine, Your Majesty!
The Queen starts her day bright and early, with a pot of freshly brewed
Earl Grey tea (milk, no sugar), poured from silver pots into a
bone china cup and a few biscuits before her breakfast.
Breakfast with the Duke of Edinburgh is served by a tail-coated footman
in the Queen’s private first-floor dining room, which overlooks the beautiful Palace garden.